「電力」を奪い合い、誰よりも価値ある「製品」を作れ!! ――効率化の悦びと、停電のチキンレースが交差する工場経営パズル
基本情報
- ゲームシステム
- ワーカープレイスメントパズル
- プレイ時間
- 90〜120分
- 対象年齢
- 14歳〜
- 担当
- ゲームデザイン・アートワーク
- 制作期間
- 2019〜2022年
ゲームモックによるプレイ写真
コンセプト:工場制ロボ工業(ロボファクチュア)
ここは不況で寂れた工場。あなたはマネージャーとして限られた資源と「据置型ロボ」を駆使し、誰よりも価値の高い製品の製造・出荷を目指します。 タイトルである『ロボファクチュア』は、工場制手工業(マニュファクチュア)をもじった造語。かつての活気を取り戻すため、ロボットたちをフル稼働させる戦略的経営が幕を開けます。
独創的なゲームメカニクス:2つの制限とジレンマ
1.「電力」という共有リソースのチキンレース
ロボットは「据置型」のため、コンセントから給電しなければ動きません。
- コンセントの奪い合い
- 各アクションスペースの給電枠は有限です。
- 停電の恐怖
- 全員で使う電力が上限を超えた瞬間、即座に停電が発生し、そのラウンドは強制終了! あえて停電させて他人の手番を奪うか、発電アクションで共存を図るか。スリリングな駆け引きが楽しめます。
2. 思考を試す「出荷パズル」
獲得したパーツを加工場に配置し、製品を組み上げます。
- 隣接禁止ルール
- 同じ色のタイルを隣り合わせることはできません。
- 出荷とバリ取り
- 美しい四角形に整えて出荷すれば高得点ですが、歪な形は「バリ取り(減点)」が必要です。
- 非言語化(UX)
- 海外展開を視野に入れ、コンポーネントはアイコンと英語表記のみ。言語の壁を超えて直感的に遊べる設計です。
デザインのこだわり(UI/UX)
- ロゴに込めたアイデンティティ
- タイトルロゴの「U」は電源プラグ、「R」は電源コードをモチーフにリデザイン。視覚的にゲームのテーマを伝えます。
- アフォーダンス設計
- ロボのおしりから生えたコードや、アクションスペースのコンセント。これらの現実のメタファーを用いることで、複雑なルールを説明なしに直感で理解させる工夫を施しました。
- プロトタイピングの軌跡
- 初期の「手書きボードとキューブ」から、没入感を高めるカラフルなタイルと「木製ロボ駒」へ。 約30回に及ぶ徹底したテストプレイとコスト試算、そして「手触りの良さ」を追求したブラッシュアップを重ねてきました。